先日持ち出して遊んでみたカールツァイスのレンズ「Planar T* 1.4/50 ZE」。高コスパであることは前回も書きましたが、今回は遊びついでに、このレンズの性能と、F値について書いていこうと思います^^
まず、F値(絞り値)って何?っていうのを簡単に説明しておくと、
・F値が小さいと明るい(光を良く取り込む)
・F値が小さいと良くボケる。
良く「一眼レフカメラだと雰囲気違うねー」と言われますが、この「ボケ味」がある為に写真のイメージが全然変わってくるんですねー。
こんな感じに中央のモミジにはしっかりピントが合っているけど、手前と奥をぼかして、モミジを際立たせることができます^^
この写真は「Planar T* 1.4/50 ZE」で撮影したものでF値は1.4になっています。これは絞りを一番解放した状態です。
絞りの解放値はレンズによって決められています。例えばCanonの近い性能のレンズとして
・Canon EF50mm F1.4 USM
というものがあります。レンズは大抵このような表記になっていてCanon(メーカー名) EF(レンズの種類)50mm(焦点距離) F1.4(絞り解放値) USM(レンズの性能) という感じで名前を付けられています。
私が使用している「Planar T* 1.4/50 ZE」の場合Planar T*(シリーズ名) 1.4(解放F値)50 (焦点距離)ZE(キャノン用ですよ)という感じです。カールツァイスはドイツ製のレンズの為、表記が多少異なっていますが、慣れればレンズ名を見れば、大まかな性能は分かるようになります。
話が逸れますが、F値は数字が小さくなるほど、明るい(光を良く取り込む)レンズになります。一般的には明るいレンズほど値段も上がります(笑)実売しているのを見たことがあるものではライカのF値0.95というレンズが最も明るいものでしたが、軽く100万円を超えてました(笑)(価格.comでも130万円(ΦωΦ))
そうゆう意味でもF値1.4が7万円前後で買えるのは良心的(笑)
じゃあ、F値が1.4っていうけどどんなもんなの?というのをちょっと実験してみました!実験に使ったのは前から欲しかったテラダモケイさんの1/100建築模型用添景セットのスラムダンクシリーズ、湘北高校編( ̄▽ ̄)
この模型はF値の考察にちょうどいいと思って、前から欲しかったんです。実際にこの模型をF値解放のf1.4と一番絞ったf16で撮影したものを見比べてみると・・・
同じ構図で撮った2枚を比べるとその違いは歴然ですね!左は解放のf1.4、右が絞った状態のf16で撮影した写真です。初めのピントは三井寿(土下座してる人)に合わせています。三井以外はすべてボケてますね。それがf16まで絞ると一番後ろにいる春子さん以外はしっかりと見えるようになっています。
これをf1.4から段階的に絞っていった様子がこちら↓
f値が1.4、1.6、1.8・・・16まで変わっていく様子が見て取れると思います^^ちなみにf値が大きくなると写真は暗くなるので、シャッター速度を遅くしていく(またはISO値を上げる)ことが必要になってきます。
印象的な写真を撮るのに、絞り=ボケ味はとても大切だと思います。私が初めて一眼レフを手にした頃は絞り優先(Avモード)でずっと撮影していました。絞り優先モードであれば、自分の意図した絞り値だけ設定すれば、シャッター速度やISO値カメラが自動的に設定してくれます。(カメラって賢いなー)
尊敬するプロカメラマンの方から、「写真撮るならマニュアルがいいよー」と言われた日からは、ずっとマニュアルで撮影していますが、一眼デビューの方は全てオートでカメラ任せにするのではなく、絞り優先やシャッター速度優先を試してみて、「絞りがこのぐらいの時にはシャッター速度はこうなるのかー」というのを意識して撮影すると、マニュアル撮影への近道になるかもしれません^^マニュアルで撮影できるようになると、間違いなく表現の幅が広がりますよー!
また機会があったら、写真撮影のノウハウを掲載したいと思いまーす\(^o^)/
この記事、めっちゃ面白かった! しかも、スラムダンクで教えてくれるところがいいw。動画で、15番がみえてくるところで笑いました。
いいでしょwこれをやりたいが為にスラムダンクの模型を買った( ̄▽ ̄)15番桑田!!w